2月から家庭菜園を始めるなら、ブロッコリーがおすすめです。ブロッコリーは栄養豊富な野菜です。また、たくさん茹でてサラダのメイン具材にしてもよいですし、肉料理や魚料理の付け合わせにも使いやすいですし、お弁当の彩にも使いやすいです。育苗ポットなどに種を蒔いて苗を作ってからプランターに移植してもよいですし、ホームセンターなどでブロッコリーの苗を買ってきてそこから育てるのもよいでしょう。
ここでは特に、種蒔きから行う場合の育て方を詳しくご紹介していきますので、参考にしてみてください。比較的発芽率が高い野菜なので、初心者の方でも育てやすいといえるでしょう。自家製ブロッコリーで、食卓を豊かにしてみませんか。
ブロッコリーってどんな野菜?栄養素とは?
ブロッコリーは栄養豊富な野菜です。食物繊維、ビタミンC、たんぱく質、カリウム、鉄、葉酸など、健康への効果が期待される栄養素の含有量が野菜の中でもトップクラスです。つまり、お肌の健康や筋トレの効果を高めるのにもってこいなのです。
また、近年注目されている成分スルフォラファンも含まれています。この成分は解毒作用を高めて有害物質を体外に排出させる効果があります。生活習慣病の予防、アンチエイジングに有効で、なんと胃がんの原因になるピロリ菌を殺菌したり肝機能を高めたりする効果もあります。
なお、ブロッコリーの新芽であるブロッコリースプラウトにはブロッコリーの20~50倍のスルフォラファンが含まれており、簡単にスルフォラファンが摂取できると期待されています。
ブロッコリーの苗作りの方法とは?
ブロッコリーを育てる場合、2~3株程度の栽培では、苗を購入して植え付ける方が効率的ですが、苗は種と比べて割高なので、たくさん作りたい場合は種から苗作りを行うことをおすすめします。
種は育苗ポットに3?4粒程度の種を蒔き、生育に従って育ちの悪い株を間引いていき、一つのポットに一株になるようにしましょう。大量に苗を作りたい時は、セルトレイや穴を開けた発泡スチロールに3cm間隔で種を蒔くことでも苗作りは可能です。
発芽には水分を多く必要とするので、たっぷりと水やりをしましょう。濡れた新聞紙を被せて水分を逃がさないと言う方法もあります。ただし、新聞紙を被せて放置してしまうと、もやしのようにひょろ長くなってしまうのでこまめに発芽をチェックしましょう。
プランターへのブロッコリーの苗の植え方とは?
育苗ポットなどで育てた苗は、本葉が4?6枚程度になった頃にプランターなどに植え付けます。
ブロッコリーの場合、根と葉が大きく成長するので、プランターの場合は深いものを、鉢植えは大きいものを用意しましょう。深さ30cmくらいのものがよいでしょう。株どうしは30~40cmほど間を空けることで株どうしが混み合うことを防げます。
植え付け時はポットより一回り大きな穴を作り、そこに苗を植えましょう。穴の深さはポットと同じ程度が良いです。ポットから苗を取り出す時は、根を片付けないように、ポットの下部から押し出すように取り出します。
穴に苗を置いたら土を被せます。この時、根本に少し多めに土を寄せると苗が安定します。ブロッコリーは葉の大きさに対して茎が細いですが、植え付けの時の土寄せと堆肥の時も土寄せを行うことで、支柱を立てずに育てることが可能です。
プランターでブロッコリーを育てるときの水やりと肥料のあげ方とは?
ブロッコリーは地中海原産の植物なので、栽培には地中海の気候に似た環境を作ることが必要です。すなわち適温は15℃?20℃で、湿気は好みません。ですから、水やりは土が乾いたタイミングで行えばよいでしょう。
水はけにも注意し、湿った状態が長く続かないように気を付けましょう。ただし、発芽直後や苗の植え付け直後などは水分を多く消費するので、たっぷりと水やりをしましょう。
ブロッコリーは葉が大きく成長するので、栄養補給が重要です。苗を植えて2週間後程度のぐんぐん成長する時期に初回の堆肥を行います。肥料が足りない場合は葉が黄色くなったりするので、その際も堆肥を行いましょう。目安としては大きくなる時期、葉に元気がない時、つぼみが出来た時です。要するにブロッコリーの形が変わるタイミングで肥料をあげると元気に成長します。
量は化学肥料をスプーン一杯程度です。有機肥料では油かすがおすすめです。堆肥は株の周りに肥料を撒いて、土と混ぜて茎に土ごと寄せます。
ブロッコリーのおすすめの食べ方とは?
ブロッコリーにはいろいろな食べ方があります。たっぷりのお湯で茹でる方法やレンジでチンする方法でも加熱はできますが、少量の塩水で蒸し茹でにすれば、特に美味しくいただくことができます。場合によっては少量の油を入れるのもよいです。新鮮なものほど美味しく、また、茎も美味しく食べられます。
ブロッコリーを美味しく食べるためには茹でた後にもポイントがあります。それは、自然冷却することです。水で冷ますと味や栄養が逃げてしまいます。
茹でたブロッコリーはそのまま食べるのも美味しいですが、少し手を加えて、ツナや卵、油揚げなどと和えると美味しい一品ができあがります。にんにくと炒めたり、マリネにしたりすることもでき、茹でたブロッコリーはどんな料理にも相性抜群です。
2月から育てよう!ブロッコリーのプランター栽培のコツまとめ
日差しに春らしさを少し感じ始める2月、今から何かプランターで育てようと思い立ったなら、ブロッコリーを育ててみましょう。ブロッコリーは発芽率がよく、比較的強い植物なので、初心者の方でも育てやすい野菜です。
育苗ポットなどに種を蒔き、本葉が4~6枚になったころにプランターに植え付けます。根は深く、葉は大きく育つ植物なので、深さのあるプランターに隙間をあけて植え付けます。土が乾いてきたら水をやり、大きくなる時期やつぼみをつける時期に肥料をやります。
ウッドデッキなどにプランターを並べて毎日観察してやれば、ブロッコリーの状態に合わせて適切な世話ができるでしょう。ご自分で育てたブロッコリーをテーブルに並べてみてください。
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