投稿:2021.04.10/ 最終更新:2023.12.04

自宅で過ごす時間が増えた方が多い今、自宅の快適さへのこだわりは、ますます大切になってきています。これから新築の家を建てようと思っていたり、リフォームをしようと思っていたりするなら、バルコニーについても考えてみましょう。

バルコニーは、屋根の無い室外部分で、洗濯物を干したり布団を干したりするだけでなく、テーブルを出してお茶や読書、バーベキューをしたり、子どもの遊び場にしたりなど、多様な使い方ができます。どんなバルコニーでどんな過ごし方をしたいかを考えるときに、バルコニーの床材についても考えてみましょう。

バルコニーの床材の人工木ってどんな素材?どんなメリットが有るの?

バルコニーの床材に広く使用されている素材に「人工木」があります。この人工木という素材には、実は明確な定義というのはありません。ただ基本的には、木粉と樹脂(プラスチック)を主原料としてUV防止剤や酸化防止剤などを添加したものを人工木と呼びます。プラスチックに木粉を加えず、表面を木目柄にした「人工木」も見かけるので注意が必要です。

人工木の特徴は、天然木と同じように自然で温もりを感じられる質感でありながら、耐久性が高く、メンテナンスがほぼ必要ないことです。天然木の場合、腐食や虫害が起きないよう定期的に保護塗料を塗る必要がありますが、人工木はそのようなメンテナンスの必要はありません。また、天然木のようにささくれが立って怪我をすることもありません。このようなメリットがありながら、基本的に天然木より価格は安いです。

バルコニーの床材のタイルってどんな素材?どんなメリットが有るの?

バルコニーやベランダはコンクリート仕上げになっていますが、ここに床材としてタイルを敷くことがあります。この床材のタイルとはどういう素材なのでしょうか。またどのようなメリットがあるのでしょうか。バルコニーの床材のタイルについて考えてみましょう。

タイルとは、石材や陶器をタイル状にしたもので、バルコニーの床材として人気があります。タイルは丈夫で雨に強いなど、耐久性に優れています。タイルは色や柄のバリエーションが豊富なので、好みの雰囲気に仕上げやすいのも人気の理由です。

明るい色のタイルを選ぶと、反射により部屋の中も明るくなります。フローリングに近い色を選べば、奥行きが出て解放感も味わえます。また部屋とバルコニー・ベランダの間には段差がありますが、タイルを敷くことで段差が無くなり安全に生活できるというメリットもあります。

バルコニーの床材の人工芝ってどんな素材?どんなメリットが有るの?

人工芝をバルコニーに敷くと、一気に景観が様変わりします。人工芝には様々なメリットがあります。

そもそも人工芝は何からできているかご存知でしょうか。基本的な素材は全て樹脂ですが、樹脂の中でも様々なタイプがあります。手触りの柔らかいナイロンや水や化学製品に強いポリプロピレン、またもっとも耐久性のあるポリエチレンがあります。自分がどんなふうに楽しみたいかによって使い分けることが可能です。

人工芝は天然芝と違って設置がとても簡単です。DIYできるようにホームセンターでも様々なタイプが売られていますので、自分で好みの形に敷くことも可能です。人工芝は敷いた後も手入れが簡単で耐久性が強いため、バルコニーの景観をよくしたいけど手入れは面倒だと思われる方におすすめです。また人工芝を敷くとクッション性が上がるので、お子さんのおられる家庭やペットを飼っていて堅い地面の上で遊ばせるのが心配と考える方は人工芝を検討してみるとよいでしょう。

バルコニーの床材の塩ビってどんな素材?どんなメリットが有るの?

床材に使用される「塩ビ」とは、プラスチックの一種であるポリ塩化ビニルのことです。添加される物質によって様々な特性を示すので、床材以外にも、パイプ、断熱材、絶縁材などに使われています。

床材として塩ビを使用するのは様々なメリットがあります。まず、軽いので重量が気になる場合に使用するのに向いています。また、断熱性が高いので、気温による温度変化が少なく、夏でもあまり熱くなく、冬でもあまり寒く感じにくいです。表面にプリント加工ができるため、木目柄や石目柄などデザインも豊富で、一見しただけではプラスチックと分からない見た目にすることもできます。カッターで簡単に切断できるので、特別な工具のない家庭でもDIYの一環で塩ビを床に敷き詰めることができます。頑丈で価格も安いので、交換の頻度が少なく経済的なコストパフォーマンスもよいです。

バルコニーに置くだけウッドデッキがおすすめの理由とは?

マンションのバルコニーやベランダにウッドデッキを敷く方が増えています。ウッドデッキの素材にはいくつかありますが、木の温もりが感じられる天然木、あるいは木の趣を持ちつつ耐久性のよい人工木がよく使われます。

ウッドデッキのメリットの一つに、素足でバルコニーに出られるということがあります。通常バルコニーはコンクリートの打ちっ放しになっており、夏の直射日光により非常に高温になります。しかしウッドデッキを敷いておけば素足で出ても平気です。素足で出ることができれば、洗濯物や布団を干す時にスリッパやサンダルを履く必要も無いので便利です。

また、木はコンクリートと比べ熱の反射は少なく、おまけに熱を吸収してくれるので、ウッドデッキを敷くことで、バルコニーに隣接する部屋の温度上昇が抑えられ、冷房の節電効果も生まれます。

さらに、部屋のフローリングと色調を統一しておくと、統一感が生まれ部屋が広く感じられます。

このように、ウッドデッキにはメリットがたくさんありますので、バルコニーに設置してみてください。

バルコニーの床材に迷ったらこれ!失敗しない床材選びまとめ

バルコニーはコンクリートの打ちっぱなしであることが多いですが、床材にこだわってみると、バルコニーの活用方法が増えて暮らしが豊かになります。
床材には人口木やタイル、人工芝、塩ビなどの選択肢があります。色や素材によって、バルコニーの雰囲気がぐっと変わります。ホームセンターで買ってきてDIYで取り付けられるものも多いので、試してみるとよいでしょう。
特におすすめなのはウッドデッキです。ウッドデッキを設置すれば裸足でバルコニーに出ることができますし、室内との段差もなくなりますので、洗濯物や布団を干すのも便利ですし、子どもやペット出入りするのにも適しています。室内から続くスペースになるので、部屋が広く感じられるといったメリットもあります。
それぞれの素材の良さを知り、あなたの希望するバルコニーの過ごし方に適した床材を選びましょう。

環境と人に優しい再生木原料。WOODSPEC®グレイスデッキ

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