投稿:2021.03.27/ 最終更新:2021.04.02

春になると花粉症に悩まされるという方がいらっしゃいます。その数は年々増しているともいえます。花粉症とは、花粉がアレルゲンとなって起こる体の免疫反応です。目がかゆくなったり、鼻水やくしゃみが出たり、ひどい場合は微熱が出ることもあります。

寒い冬が終わり、せっかく暖かくなってきたのに、花粉症だからお出かけできないと嘆いている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、花粉症の人口が多くなってきて、花粉症の辛さを共有できる人も増えてきたことでしょう。

ここでは、花粉症についてよく知り、花粉症でも春を楽しむための工夫を考えていきます。是非あなたも花粉症対策を取り入れ、花粉に負けず春を楽しんでみてください。

花粉症が多い時期とは?

花粉症の原因となる花粉にはスギ、ヒノキ、ブタクサ等がありますが、一年中何らかの花粉が飛散していると言っても間違いではありません。

住む地域によって花粉がたくさん飛散する時期は異なりますが、例えば北海道や沖縄にはスギはほとんど無いことから、スギ花粉の心配はありません。それぞれの花粉が飛散している期間は、住んでいる地域の花粉カレンダーを見るとわかります。花粉が多く飛散する時期が、花粉症が多い時期と考えられます。

一例として関東では、スギが10月上旬から翌年の5月下旬にかけて飛散し、2月下旬から4月上旬にかけてピークとなります。また、ヒノキは2月上旬から6月上旬にかけて飛散し、3月下旬から4月中旬にかけてピークとなります。

一方関西では、スギは2月上旬から4月下旬にかけて飛散し、3月上旬がピークとなります。10月上旬から12月上旬にかけても飛散します。また、ヒノキは2月下旬から5月下旬にかけて飛散し、3月下旬から4月上旬にかけてピークとなります。

なんで花粉症になるの?

花粉症の原因としては、空気中を漂っているスギなどの花粉が花へと侵入して鼻の中に放出された物質が鼻炎を起こすことがあげられます。私たちの体にとって花粉は異物(アレルゲン)であり、それを体外へ放出しようとしてくしゃみや鼻水が出るというメカニズムで、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。

特に晴れている、風が強い、雨で大量に花粉が落とされた後、高気温、乾燥した日に起きやすくなります。

日本人に花粉症が増えた原因は、戦後、経済再生のためにスギやヒノキなど花粉を撒き散らす樹木が大量に植林されたからといわれています。症状としては、目の充血、くしゃみ、鼻水などがあり、スギ花粉の飛散が多い2月から5月にかけてピークを迎えます。近年では、春のスギやヒノキだけでなく、秋に飛ぶイネ科、キク科の花粉によっても引き起こされることが分かっています。

花粉症って治るの?

花粉症は、高齢になって症状が軽くなったり、自然に治ってしまったりするということもありますが、若い方は自然治癒できることは稀です。従って医療機関で診察を受け治療することが必要です。

症状がまだ軽度な初期症状であれば医療機関で処方してもらった薬で治すことも可能です。処方される薬には抗ヒスタミン剤、抗ロイコトリエン剤、ステロイド剤など、多くの種類があります。くしゃみ、鼻水などのアレルギー症状を緩和してくれますが、自分に合った薬を見つけ根気よく続けることが必要です。

スギ花粉症の根本的な治療法にアレルゲン免疫療法(減感作療法)があります。これはスギ花粉のエキスを体内に送り込み、体を慣らすという方法です。舌の下にエキスを入れる舌下免疫療法が主流となっており、液剤と錠剤があります。

花粉症のつらい症状を抑えるのにステロイド注射を打つという方法もあります。ステロイド注射薬は長い間体内にとどまり、2~3ヶ月効果が持続します。

手術では内視鏡を使って鼻の粘膜を焼く後鼻神経切断術という方法もあります。

花粉症対策はどうしたらいいの?

春先になると花粉症に悩まされる人が増えてきます。ですが、花粉症は対策をすれば症状を緩和させることができます。

まず基本的な対策としては、マスクを正しく装着することです。マスクを正しく装着するだけで、花粉の侵入を70~80%以上カットすることができるのです。マスクを正しく装着するとは、頬に隙間をつくらず、鼻とあごをしっかり隠すことを指します。自分の顔に合うサイズのマスクを選び、正しく装着しましょう。

また、花粉を室内に入れないことも大切です。花粉が飛んでいる季節は、洗濯物や布団は外に干さず、窓を開けることも避けましょう。そして、帰宅後は玄関先で服についた花粉を叩いて、払い落とすようにしましょう。また、着る服も表面がツルツルしている素材ですと、花粉が付着しにくいです。

さらに、加湿器で部屋の湿度を適切に保つことで、花粉が舞い上がるのを防ぐことができます。

最後に、規則正しい生活習慣を心がけ、免疫力の低下を防ぐことも大切です。

春のウッドデッキはどうやって楽しむのがおすすめ?

春になり暖かくなると、屋外で過ごしたくなります。花粉症が辛いので大がかりなアウトドアは遠慮したいという方も、花粉の飛散が少なそうな日に、ウッドデッキで春を楽しんでみてはいかがでしょうか。

ウッドデッキなら、様々な楽しみ方ができます。遠出をする必要がないので、今日は花粉が少ないなと思ったその日に、屋外でしたいことをすることができます。

家庭菜園をするのもよいですし、食事やティータイムをウッドデッキのテーブルで楽しむのもよいでしょう。桜やその他の花が見られるウッドデッキなら、自宅にいながらお花見をすることができます。

お花見も、お花見会場になるような公園などに出かけるとなると、場所取りから片づけまで長時間かかりますが、自宅のウッドデッキなら場所取りもいりませんし、片付けも室内に運び入れてからすればよいので、花粉を浴びる時間を減らせます。

ウッドデッキでのお花見なら、室内から延長コードで電気をつなぐことも可能ですので、ホットプレートなどをつないで鉄板焼きなどもできます。トイレや水道も自宅のものを使うことができるので快適です。 花粉に負けない春の楽しみ方は、ウッドデッキなら可能です。是非試してみてください。

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