投稿:2020.01.16/ 最終更新:2023.12.04

ウッドデッキなどで使われる再生木とは何かご存知でしょうか?再生木の作り方、原材料や再生木の意義などについて考えてみましょう。また最近環境問題を論じるうえでよく聞くリデュース、リユース、リサイクルという3Rについても考えてみましょう。

そもそも再生木って何?

再生木とは、廃木材と廃プラスチックなどのリサイクル原料から成型された建材です。加工性・メンテナンス性に優れ、環境にも優しい素材のため、ウッドデッキなどさまざまな場所で使用されています。

風合いが天然木に近しいものも開発されています。

使用するうえでメリットがあるのは、腐食性(白蟻被害がない)、耐久性(割れ・ささくれがない、色褪せが少ない)、加工性(天然木材に比べ軽量、曲げに強い)などの点です。

ただ天然木に比べ、直射日光の環境下では表面温度が高温となるため、注意が必要となります。

メリット・デメリットの両面はありますが、全体として環境性・デザイン性に優れ、手軽に天然木のような風合いを演出できる建築素材であると言えます。

再生木に使われる廃材とは?

再生木に使用される「廃材」とは、建築物の新築・改築・解体など建築業で出る木くず、木材・木製品の製造やパルプ製造の際に出る木くず、街路樹や公園などで剪定を行った樹木などの廃棄物になります。

林業や木材産業、パルプ製造業、家具製造業、紙加工製造業、道路・河川管理業などの業者から、これらの廃材が多く排出されます。これらの廃材は以前なら「ゴミ」として考えられており廃棄されるしかありませんでした。建築工事の際に発生する廃材は、これまで野焼きや焼却施設での処理されるのが一般的でした。

しかし、再生資源利用促進法の改正や建築リサイクル法の施行などにより、現在は焼却処理ができなくなりました。

最近はこれらの廃材を「資源」と考え、回収し再資源化したうえで利用されています。廃材の再資源化は、木材の伐採抑制や地球温暖化防止にもつながります。

環境問題に関する3Rのリデュース(Reduce)とは具体的になに?

環境問題への関心が高まってきた昨今、大切な資源をこれ以上浪費せず、地球環境を守ろうという取り組みが盛んになってきています。我々にもできることを、それらの英単語の頭文字をとって3Rと言います。リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)、の3つになります。

このうちリデュースとは、可能な限り無駄なゴミの量を少なくすることを言います。また耐久性の高い製品を使ったり、製品の寿命を長くするためのメンテナンス体制を工夫したり、製品を製造する際に原材料を無駄なく使ったりといった取り組みも含まれています。

リデュースは3Rの中でも最も優先して取り組むべきものであると一般に認識されています。消費者としてできるリデュースには、マイバックやマイカップの利用や、料理の際に食材を使い切り、そして食べ残しをしないこと、生ごみを堆肥化することなどがあります。

買い物する際に、本当に買う必要があるのか、持っているもので代用できないかといったことを考えることもリデュースにつながります。

事業者としてできるリデュースには、製品の修理やアフターサービスを充実させる、簡易包装や詰め替え容器を普及させる、食品ロスを減らす仕組みを作る、といったことがあります。

環境問題に関する3Rのリユース(Reuse)とは具体的になに?

3Rの一つのリユースとは一度使われた中古品を、そのままの形で再使用することを意味します。

個人で取引する場合や、生産者などが回収し、修理点検の後再び再使用する場合などがあります。

分かりやすい例で言うと、牛乳瓶やビール瓶の再使用があります。その他にもシャンプーや芳香剤の詰め替えにより再使用する容器、まだ使える家電製品や自転車を海外で使用する、古着を誰かにあげる、などがあります。

リユースのメリットは、余計なコストがかからないこと、中古品も商品になること、安く買えることなどがあります。

一方デメリットでは、リユースが増えると経済成長が鈍化する、修理するとかえってコストがかかる場合がある、フリーマーケットなどではトラブルになることもある、といったことがあります。

環境問題に関する3Rのリサイクル(Recycle)とは具体的になに?

リサイクルとは、日本語で「再資源化」などと表現されています。例えば、私達の身近な素材である、再生木やプラスチックなども、リサイクルで生まれかわったものです。

以前までは、家屋からでた老朽化した木材や、使用済みの廃プラスチックなどは、廃棄・焼却処分をされていました。

ところが焼却処分の際に二酸化炭素を排出することや、プラスチック類の不法投棄による海洋汚染などが深刻な問題となってきました。しかし、現在ではこれらは再生木の原料として、再資源化され建築資材として使用されています。

廃材を使用しているため、処分の際の二酸化炭素を大幅に削減することができます。また同じ性能を保持したまま何度もリサイクルし使用できます。再生木は循環型リサイクル社会を担う素材と言っても過言ではありません。

再生木を使用したルーバー、ウッドデッキは環境保護に役立つ

再生木とはいろいろな場面で出てくる木くず、廃プラスチックを主原料として成型しているため、環境に優しい建材として注目されています。

再生木は腐食性、耐久性、加工性に優れるうえ、木材の伐採抑制、地球温暖化防止、プラスチックによる海洋汚染防止などの環境問題を解決する手掛かりにもなる素材です。我々が普段環境問題を論じるうえで、すぐにでもできることとして3Rがあります。3Rのリデュース、リユース、リサイクルはゴミを減らし、可能な限り再使用し、再資源化するという取り組みです。我々の身の周りではルーバーやウッドデッキなどで再生木がよく使われています。リフォームなどでこれらの設置を検討するなら、環境問題の3Rも意識し、再生木の使用という選択をしてみてはいかがでしょうか。

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