森林伐採とは何か、ご存知ですか。森林の木々を切ることであるのは間違いないのですが、森林伐採には多岐に亘る問題が含まれています。伐採した森林は、その多くがガスや電気の燃料として使われます。パルプなどの原料としても使われます。それから、木材としても利用されますが、日本の木材は輸入木材と比べて値段が高いことなどから、木材利用量が減少しています。

そうなると、日本の森林伐採量が減り、生長した木がいつまでも森林に残ることになり、新しい木が育たないという悪循環につながってしまいます。森林を保持することは土砂災害の予防などにもつながるため、適切な森林伐採が望まれます。

ここでは日本の森林伐採の現状について詳しくご紹介していきます。

森林伐採ってどういうこと?

森林伐採というのは、その名の通り森や林を伐採することで、伐採された半分以上の木が私たちの生活に必要不可欠なガスや電気を作る燃料として利用されています。また、紙を作る上で欠かせない材料であるパルプを採取したり、伐採した土地を利用して農業を行ったりします。

中南米やアフリカなどの発展途上国では、食材を調理するために多くの家庭で木を必要とするため、森林伐採は彼らの生活には欠かせません。

森林伐採が進んでしまうと、動物や植物の生態系だけでなく人間の生活にも大きな影響を及ぼす危険性があります。都市で生活していると忘れがちですが、先にも述べたように、森林伐採の大きな原因の一つは先進国の人間の生活にあります。なぜなら、私たちは常に電気やガスが各家庭に行き渡らなくては生活できませんが、私たちが快適に暮らすのには森林の伐採は欠かせないからです。

私たちが何気なく過ごしている日々は、森林伐採の上に成り立つ快適な生活であることを心に留めておきましょう。

日本の森林伐採の現状とは?

日本の森林伐採の現状を考えるためには、森林面積の確認をしておきましょう。

戦後の日本の森林面積は1966年から2017年の約50年の間、ほとんど変わりありません。森林面積は国土の約7割を占めており森林大国になっています。ただしこれは、人の手で植えた人工林が天然林の減少を補填しているからです。

人工林は1966年~2017年で3割から6割に増えています。そのおかげで日本の森林資源は豊富ですが、反対に、森林伐採の量が減少していることも影響していると考えられます。

森林伐採が適切に行われないと、資材として使えるはずの木々がいつまでも山に残ることになり、新しい木が育たず、いずれは森林が減少していってしまいます。 現状としては、安い輸入木材の影響などを受け、日本の森林の伐採量は減少傾向にあり、対策が必要な状態といえるでしょう。

日本の森林が整備されないとどういう災害が起こるの?

日本の森林には、水源の涵養、国土の安全、林産物の供給などの多面的機能があり、国民の生活や経済に大きく貢献しています。その機能を維持するには、特に人工林の場合は、植栽、保育や間伐などをして整備をしなければなりません。

人工林の整備を怠ると、木々の間隔が狭くなり、地表に日光が届かず、草木が根を張らなくなり、土壌が痩せます。その状況で大雨や台風のような悪天候が生じると、木々の間隔の狭さから倒木の危険性や、根が水を吸い切れず、それが土砂崩れの原因になります。

その他にも、土壌がスポンジのように、雨水を吸収して蓄える役割を果たし切れず、それが洪水や土壌の侵食や流出の原因になります。 ただでさえ、日本は降水量が多い国であり、特に山村や下流域などの地域の生活圏では、土砂崩れや洪水などの被害が甚大になります。そのような地域で国民が安心して暮らせるように、森林の機能を果たせるように適切な森林の整備が重要になります。

日本の森林伐採の課題って何?

日本の森林資源は豊富といえるものの、森林伐採には課題をたくさん抱えています。

最大の問題点は、海外の安価な木材の輸入増加などを背景に、林業従事者と国内の森林伐採が減少し、森林資源を充分に活用できていないということです。こうした現状を放置してしまうと、資源として利用できない樹々が残り、将来的には森林資源が駄目になってしまうどころか、大きな環境問題に発展することもありえるのです。

たとえば、若い樹木が生長する間は、光合成による呼吸の酸素放出量より二酸化炭素吸収量が下回りますが、樹々が成熟してくるとだんだん二酸化炭素の吸収量が減少し、排出される二酸化炭素量が多くなってしまいます。そうすると、木々の地球温暖化防止機能は徐々に低下していくと考えられるでしょう。

また、定期的な間伐などの森林の手入れが行われないと、土砂災害の恐れも出てきます。

こうした現状を解決するためには、生長を終えた樹木をきちんと間伐し、若い樹木の生長を促すことで二酸化炭素吸収量を増やし、その間伐した樹木を積極的に活用して、森林資源を国内の建築や製紙業などに安定的に供給していくという良好な循環を構築していくことが必要です。 そのためには、私たち一人一人が国産木を用いた製品を使用するように心がけたり、家を建てるときに国産木を使うようにしたりすることで、国内の森林材料を活用し、森林のサイクルを良い状態に保てるようにしていくことが大切です。

知っておきたい日本の森林伐採の現状まとめ

森林伐採は日本の産業や環境を考えるときに非常に重要な項目の一つです。日本は国土の約7割が森林面積となっており、緑が豊富な国といえるでしょう。しかしながら、森林は長期的に考えて、適切に伐採され新しい木々が育っていかなくては維持することができません。

海外の木材の方が安いことなどから、国産木材の利用が減ってしまうと、林業そのものの衰退につながってしまい、日本の森林が減少する恐れもあります。森林の減少は土砂災害などにもつながります。

これらを回避するためには、私たちは日本の森林伐採の現状を知り、機会があるときには国産木を使うようにするなど、一人ひとりが日本の森林に思いを馳せることが大切です。

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