投稿:2021.04.13/ 最終更新:2021.05.19

環境破壊が叫ばれ始めて数十年になりますが、具体的には環境破壊とは何なのでしょうか。

環境破壊は多岐にわたっています。たとえば、オゾン層の破壊やゴミの埋め立て問題は、私たちの生活と密接に関わっています。オゾン層とは地球のまわりにあって紫外線などから生物を守ってくれているものですが、冷蔵庫やスプレーから排出されるフロンガスによって破壊されてきました。ゴミも、私たちの生活の中で毎日のように捨てていますが、捨てたゴミを最終的に埋め立てる場所がなかったり、ゴミに含まれる有害物質が与える健康や農作物への悪影響が心配されたりしています。私たちの生活の中でのひとつひとつの行いが環境破壊につながっていくことを知り、私たちが今できることから対策を講じてみませんか。

オゾン層の破壊ってなに?原因は?

「オゾン層」とは何か、ご存知ですか。オゾンは酸素原子3つでできた物質で、空気中では気体で存在します。地上10~15kmでオゾンが高濃度になっている部分をオゾン層と呼びます。オゾン層は、地球を取り巻くことで太陽の紫外線から生物を守ってくれています。

しかしながら、オゾン層は年々破壊され、その量を減らしていることが確認されています。オゾン層がなくなると、陸上の生物は有害な紫外線にさらされることとなり、死滅してしまいます。

オゾン層の破壊の原因と言われているのが、私たち人類が作り出した「フロン」と呼ばれるオゾン層破壊物質です。フロンは地上付近では安定していますが、上昇して強い太陽紫外線を受けると分解され塩素が発生し、オゾン層を壊していきます。
フロンは様々な用途に使える利便性とその安定した性質から、冷蔵庫などの冷却や噴射スプレー、断熱材など、現代の人々の生活には欠かせない様々な場面で活用されてきました。

フロンによるオゾン層破壊を食い止めるために、世界的にフロンの使用が規制されたり、オゾン層に影響を与えにくい代替フロンが使用されるようになってきたりしていますが、まだまだ解決には程遠い環境問題といえます。

オゾン層の破壊を食い止めるにはどうしたらいいの?

オゾン層の破壊を食い止めるために、私たちにできることはあるのでしょうか。まずは、フロンおよびその種類を知ることです。そして、オゾン層を破壊しやすいフロンが使われた商品を避けたり、そもそもフロンの使われていない製品を選んだりするとよいでしょう。

フロンの中でもオゾン層の破壊を早めるフロンを「特定フロン」と呼び、それに代わって使われるようになった、特定フロンよりも破壊活動が緩やかなものを「代替フロン」と呼びます。どちらのフロンも地球温暖化へ同程度関与しているとされているため、現在はどちらのフロンもやめようという「ノンフロン」が世界的に普及しつつあります。冷蔵庫をはじめとしてノンフロンの製品も登場し、目印になるマークが表示されています。しかし、技術的な理由からノンフロン製品が、十分に普及しているとはいえません。

それから、フロンは製品を廃棄する際に多く輩出されるので、冷蔵庫などを捨てる際に注意を払うことも、オゾン層の破壊を食い止めるためには大切です。最も有効な手段は、フロン製品の点検や修理を専門的に行う業者に依頼することです。管理や処理に関する専門的知識を持っているので、適正な取り扱いをしてくれます。費用はかかりますが、大切な地球を守るために必要な行動です。

環境問題の一つゴミの埋め立て問題ってなに?その原因とは?

地球環境に影響する問題はいくつもありますが、身近なところではゴミの問題があります。不燃ゴミなどは最終処分場で埋め立てられていますが、ゴミの埋め立て問題があります。このゴミの埋め立て問題とは何なのでしょうか、また、その原因は何があるのでしょうか。詳しくみていきましょう。

技術が進歩し便利な時代になりましたが、家庭や企業から出されるゴミは減るどころか増える一方です。その理由は、買い替えの増加、過剰包装、使い捨て商品の増加、モノを大切にする習慣の欠如などがあります。

鉄やアルミを回収した粗大ゴミや不燃ゴミ、ゴミを燃やした後に残った灰、排ガスが冷えた時に発生する灰は、再利用・再資源化が難しいゴミを処分するための施設であるゴミ埋め立て地・最終処分場と呼ばれる施設に集められます。
この最終処分場で埋め立てられるのですが、この施設にも限りがあります。2020年3月に発表された最終処分場の残余年数は21.6年と言われています。つまり、このままのペースで捨て続けるとおよそ22年後には捨てる場所が無くなってしまうということになります。

埋め立て問題が課題となっている原因は、適切な土地が確保できない、周辺住民の理解を得るのが難しい、環境への影響がある、ということがあります。

このうち大きい問題は環境への影響です。ゴミの埋め立てには、有害物質による健康・農作物への被害、河川や生態系への影響などの問題が切り離せません。

ゴミの埋め立て問題を食い止めるにはどうしたらいいの?

ゴミの埋め立て問題を食い止めるには、どうすればよいのでしょうか。処理出来なかったゴミをある場所に固めていく訳ですから、基本はゴミを減らす事と、処理をきちんと行うことです。

ゴミの量を減らすことに関しては、リサイクル法等もあり、近年徐々に改善されつつありますが、まだ、劇的に変化している訳ではありません。日本人を例にしても一人1日1キロほどのゴミを出しています。そこで、やはり量を減らすとなると各自が3R(リデュース、リユース、リサイクル)を意識する事が求められます。
とりわけプラスチック等は耐久性が高いものの、捨てられてゴミになるパターンや日常使う事も多いので、マイバック、マイボトル、洗剤等の詰め替えを一人一人が意識するとゴミを減らす事ができるでしょう。

処理に関しては、日本はある程度上手に行われていますが、またまだ不法投棄等も問題がありますし、世界の発展途上国等は収集がされても、そのままで処理がされない場合もあります。そのようなゴミは埋め立てゴミとして扱われますが、処理をきちんと行うと、その場所もより有効活用できるでしょう。

オゾン層破壊やゴミの埋め立て問題を食い止めるために、今できることまとめ

環境破壊というと、何か自分からは遠い次元の話に聞こえるかもしれませんが、私たちの毎日の生活が環境破壊の原因となっていることは多いです。

たとえば、オゾン層の破壊は、私たちが日々使っている冷蔵庫やスプレーに使われるフロンが原因です。ノンフロンの製品を選んで使ったり、フロンを含む製品を廃棄するときには専門の業者に依頼したりすることで、オゾン層の破壊を食い止める一歩につながります。

ゴミの埋め立て問題も、私たちの生活と直結しています。私たちが日々モノを大切にし、家から出るゴミを減らすことで、物理的にゴミの量を減らすだけでなく、製造過程で出るゴミも減らすことができます。
一人一人の環境への意識を高めることで、社会全体での環境破壊対策が進んでいきますので、できることから始めてみませんか。

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