皆様の住宅の外壁はどのような素材のものになっていますか?最近は思わず見入ってしまうようなデザイン性に優れた外壁もよく見かけます。さまざまな外壁素材の中で、ここでは窯業系サイディングとモルタルについて、そのメリットも含め取り上げてみましょう。また、外壁にルーバーを取り付けるメリットについても取り上げてみます。
外壁の役割って何?
外壁は外を通る方や訪れてきた方が目に触れやすい部分です。それゆえ住宅に相応しい、あるいはそれ以上の外観にしておくことが望まれます。
外壁の役割として大事なのが、外から敷地内に入れないようにすることがあります。外壁があるおかげで安心して暮らすことができます。
それとも関連しますが、住人のプライバシーを守る役割もあります。外から容易に覗かれることがないので、周りの目を気にせず生活できます。
遮音の役割もあるため、外からの音や内からの生活音などもかなりの部分遮断してくれます。他にも生活空間を自然の風雨から守ってくれるという役割もあります。
外壁に使用される窯業系サイディングってどんな素材?
窯業系サイディングは、住宅に使用する板状外壁材の1つです。主な原料は、セメントと繊維質です。セメントは成分の約80%を占め、残りは繊維質と増量材です。
繊維質が入ることで、素材に柔軟性が出ます。また補強の効果もあります。ただし主成分のセメントには防水機能がないので、工場で塗料を吹き付けて加工します。
さて「窯業」とは、窯(かま)を使用して非金属原料を高熱処理する製造方法のことです。非金属原料とは具体的に、粘土、ケイ砂、石灰岩などを指し、陶磁器、瓦、ガラス、セメントなどを製造します。
次に「サイディング」とはカントリースタイルの定番外壁材です。「サイディングボード」とも呼ばれ、工場で板の形に製造し外壁に貼り付けます。
外壁に使用される窯業系サイディングのメリットとは?
窯業系サイディングは主に戸建て住宅の外壁材として使われる他、事務所や商業施設などの外壁にも使われています。
窯業系サイディングを使用するメリットは、デザイン性に優れているという点があります。成型性に優れているのでレンガやタイル、木目といったさまざまなデザインの外壁にできます。
防火性にも優れていて防火等級が高い製品も多く流通しています。モルタルに比べ半分以下の重量であるため、地震の揺れによって住宅にかかる負担が少なく、耐震性にも優れています。
他の外壁材と比べると安価で施工費も安く、コストパフォーマンスにも優れているといった特徴もあります。そして工場で生産されているので仕上がりにムラもありません。
外壁に使用されるモルタルってどんな素材?
モルタルとは、水とセメントと砂を混ぜ合わせた素材で、モルタルを下地にして作られた外壁がモルタル壁です。日本では1990年以前に建てられた戸建て住宅によく使用されていました。
モルタル壁は内側から、透明防水シート、通気胴縁、ラス下地板、防水紙、「ラス」という金属製の網、モルタル、補強ネット、仕上げ材など、何種類もの素材が重なって構成されています。
モルタルは基本的に水:セメント:砂を1:2:5の割合で混ぜ合わせて作ります。コンクリートと混同しやすいですが、コンクリートはモルタルに使われる材料に加え砂利が入ったものです。
モルタルは他にも、レンガやブロックの目地、コンクリート表面の仕上げにも使われます。 モルタル壁は手作業が基本なので、職人の技術力が仕上がりに大きく影響します。また、ひび割れ・浮き・剥がれが発生しやすく、汚れがつきやすいため、定期的なメンテナンスも必要となります。
外壁に使用されるモルタルのメリットとは?
モルタル壁は職人が仕上げるのでさまざまなデザインが可能です。パネルを貼るだけのサイディング壁のような画一的なものにはなりません。サイディング壁にあるつなぎ目も無いので、表面が滑らかです。
モルタルはセメントと砂と水が材料です。金属と違って真夏でも熱くなりにくいという特徴があります。また質感がよく、味わい深い仕上がりになります。
メンテナンスを行えばかなりの期間使い続けることができます。メンテナンスを行いつつ活用すれば、トータルの費用が削減できます。
モルタル壁は昔ながらの製法で、自然に優しく温もりあるという点が最大のメリットだと言えます。
外壁にルーバーを使用するメリットとは
プライバシーを保ちながら採光や通風の確保に役立てる事が出来るルーバーを外壁に使用するケースが増えています。
ルーバーにも色々と種類がありますが、人工木のルーバーは天然木に近い味わい深い風合いが独特の雰囲気を作り出してくれます。
また耐候性が高く腐食にも強いため外壁材として優れています。
ルーバーを取り付ける際に、水平ルーバーにするか垂直ルーバーにするかが問題となります。
例えば、南向きの外壁に日よけ効果を期待してルーバーを設置する場合、一般的な垂直ルーバーでは遮光効果はあまり期待できません。ある程度デザイン性を犠牲にする必要も出てきます。
ウッドスペックフェザールーバーなら、45度傾斜施工が可能なのでデザイン性を損なうことなく垂直ルーバーでも高い遮光効果が発揮できます。
外壁にルーバーを使用する場合はデザイン性と機能を高い次元で両立させたフェザールーバーがおすすめです。
外壁の役割と外壁材の種類について
外壁はその存在により住宅の内と外が仕切られます。そのことによりプライバシーが守られ、内外から発生する音も遮断されます。
強風から住宅を守ってくれるのも外壁の役割です。その外壁の素材に窯業系サイディングがあります。主な原料はセメントと繊維質で、工場で板の形に製造し外壁に貼り付けます。デザイン性、防火性、耐震性に優れ、仕上がりのムラの心配もありません。
昔から外壁によく使われているのがモルタルで、水とセメントと砂を混ぜ合わせて作ります。モルタル壁は職人が仕上げるため、質感がよく、味わい深い仕上がりになります。
外壁に人工木ルーバーを取り付けることで、建物に独特の雰囲気を作り出すことができます。様々な素材の特徴を考慮し、建物の雰囲気に合った外壁素材を選んで下さい。
WOODSPEC®フェザールーバーは、軽量で施工性も良好な人工再生木ルーバーです。
45度の傾斜を付けられるフェザールーバーなら、西日の日差しを遮りながら風を通せる納まりが可能です。
フェザールーバーはささくれや腐る心配もなく、安全に日差しを遮りながら、天然木さながらの柔らかさで建物を彩ることができます。
WOODSPEC®フェザールーバー