投稿:2020.04.01/ 最終更新:2023.12.04

皆様がお住いの住居では隣家との境界は何で仕切ってあるでしょうか?境界にはブロック塀、フェンス、生垣等、いろいろな物が設置されています。ここでは垣根としての生垣とルーバーに焦点を当て、そのメリットやデメリットを中心に考えてみましょう。

垣根と生垣の違いって何?

垣根と生垣の違いは端的に言うと「生垣」は「垣根」の一種だということです。

「垣根」というのはブロック塀やフェンス、竹や木の板や植物などを使って「ある敷地」と「それ以外の部分」を分ける境界に設置される物のことです。そして、生きた植物を植えて境界にしたものが「生垣」になるのです。

大規模開発など、広範囲に渡って囲う必要がある場合はフェンスが、また中のプライバシーを守りたい場合はブロック塀などの視線が遮断できる塀が適しています。

敷地が広くて中の建物から垣根までの距離が取れる場合は、視線をあまり気にすることなく生垣にすることができます。

垣根を生垣にするメリットとは?

ブロック塀やフェンスは無機質な印象がありますが、生垣を用いると温かみが感じられます。また「警戒されている」と隣人に嫌な気持ちを与えにくく、圧迫感もありません。さらに季節ごとに表情を変える植物なら、四季の変化を楽しむことができます。

周囲に建物がない所に住居がある場合、強風を建物がまともに受けてしまい傷むのも早まります。自然災害の衝撃を和らげる目的でも、壁の代わりとなる生垣はとても有効です。

また葉が生い茂った植物なら音を吸収するため、隣人のたてる音もこちらのたてる音も和らげてくれます。 さらに、火災が起こった際、水分をたくさん含んだ樹木が延焼を遮ってくれた例もあり、防火にも役立つことが分かっています。

垣根を生垣にするデメリットとは?

塀の代わりをしてくれる生垣は、人工のものと違い手間がかかるだけでなく、トラブルになる可能性も含みます。

植物は生きているので、日々状況が変化します。枯れ葉が隣家の敷地に落ちたり、風に舞って遠くへ飛ばされたりします。また枝が伸びて隣家や道路にはみ出てしまったり、地中の根が成長しすぎて地面を浮き上がらせたりすることもあります。

隣家を汚すだけでなく、植物の種類によっては触った方がケガをしたり、車にキズを付けたりすることもあります。それを防ぐには常に生垣の成長に目を配り、手入れを怠らないようにしなければなりません。

また、植物には害虫が発生することがあります。害虫は植物を枯らせるだけでなく、毛虫などが大量発生し隣家に侵入してしまうこともあります。きちんとした防虫対策も考えなければなりません。

定期的な剪定を施して伸びすぎを防ぐのはもちろんのこと、日々の水やりや施肥、薬剤散布など、管理に何かと手間がかかってしまうのがデメリットと言えます。

垣根をルーバーにするメリットとは?

ルーバーは隣家や道路など、周りからの視界を遮りたい時に設置されます。塀を取り付けるよりも圧迫感がなく、閉鎖的な印象を受けにくいのが特徴です。

また、ルーバーは強風を弱めてくれるうえ、室内への直射日光を遮りながらも程よく明るさを取り入れてくれるというメリットがあります。

さらに、ゴミや埃などが風で舞い込んでくるのを防いでくれるので、庭や建物が汚れにくくなります。

さらにルーバーは遮音の効果も果たしてくれます。道路や周りの住宅などからの音が気になる場合、自身が子育て中の場合、楽器を演奏する場合に効果的です。

天然木に近い風合いの再生木ルーバーはデザイン性も高く、どのような住居でも外観を損ねることはありません。

垣根をルーバーにするデメリットとは?

ルーバーは外部からの視界を遮ってくれることの裏返しで、中からの視界も遮ってしまうので、外の景色は見えにくくなります。

また、基本的にルーバーは固定して設置されています。万一、火事や自然災害などが起こった時、室内から脱出する妨げにならないよう注意が必要です。

ただ、これらのことは生垣でも言えることなので、目隠しのための垣根をルーバーで設置するデメリットはほぼ無いと言えるのではないでしょうか。

生垣とルーバーそれぞれのメリット・デメリットについて

住宅の境界に設置される垣根の一種に生垣があります。

生垣は基本的に生きた植物が使われます。見た目もソフトで季節も感じられます。強風をまともに食らわないようなクッションにもなります。反面、枯れ葉や毛虫の問題があります。適切に剪定、施肥を行い管理しなければなりません。

ルーバーは風や光を適度に通します。遮音効果もあり、たくさんのデザインの物が出ています。

住宅の周辺の状況や、何を重視したいのかを考え、皆さんの住居に最適の垣根を設置するようにして下さい。

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