投稿:2021.05.19/ 最終更新:2023.12.04

家を新築しようとしたりリフォームしたりしようとするとき、ついつい室内や家の屋根や外壁のことにばかり気を取られがちですが、家屋の周りについても考慮してみましょう。自宅の一番外側といえば、塀です。塀にはどのような役割があるでしょうか。

塀は、自宅と外側との境界線を作り、人の視線や侵入者、騒音、車の衝突などを避け、際涯時の水や風、火などから家を守る役割があります。また、家の外観をおしゃれにするために、デザイン重視の塀を設置する方も増えています。

家の塀を考えるとき、その基本的な役割を抑えつつ、近隣の方への迷惑にならない塀を設置する必要があります。ルーバーのように隙間のある塀を設置すると、風通しがよく光も取り入れつつ、防犯・防災面の役割は果たせる、ちょうどよい塀が完成するかもしれませんので検討してみてください。

自宅周りの塀の役割って何?

塀の役割とは、敷地、自宅のウチと、ソトを分ける障壁で、ウチをソトから守るための壁が塀ということになります。最近は、おしゃれな家にしたいと、デザインを目的に塀を作る方もいらっしゃいますが、本来の塀の役割は、3つの観点から語ることができます。

1つ目は、自分の敷地を守るために、境界をはっきりさせ、自分の土地と、他人の土地を区別するという役割です。

2つ目は、災害などで起きる、浸水の水、台風の風、家事の火、人々の出す音、土ぼこりなどの環境に起因する事態から自宅や敷地の中を守るという役割です。

3つ目は、外からの視線を防いだり、外からの侵入者を防いだり、車による追突、衝突などを遠ざけるという役割です。

自宅周りに塀を設置する際に近隣の方に配慮しなければならないこととは?

ご近所同士普段はうまくやっていても、ある日から些細なことで険悪な関係になってしまうことがあります。よくあるトラブルの原因の一つが「塀の設置」です。

庭の目隠しにしてプライバシーを守ったり、家の印象を変えたいときに有効な塀ですが、日当たりや風通しが悪くなってしまい、お隣さんの庭が暗くなってしまったり、「境界標」を越えての塀の設置は不満に思われてしまい、トラブルに発展する可能性があります。

お隣さんとの関係が悪くなってしまっては、今後住みにくくなってしまいます。トラブルを避けるために、お隣さんと事前に話し合うことが大切です。
「このようなフェンスを建てたい」と相談することで、後からクレームが来るということを防ぐことができます。また、フェンスに裏表があるものは注意が必要です。自分の家の側にはオシャレなデザイン性のある面が見えて問題なく思えても、お隣さんにはフェンスの裏側の面が来てしまい、庭の風景が台無しになってしまったということもあります。
また、塀を一度設置すると簡単に動かす訳にはいかないので、「境界標」はしっかり確認することが大切です。不安な場合は公的機関に問い合わせるとより明確になります。近所に配慮した塀の設置を行ない、プライバシーを守りつつ、良好な関係を続けていきたいものです。

自宅周りにブロック塀を設置するメリットとは?

昔からよく見かけるブロック塀ですが、それは設置することによってそれだけのメリットが得られるということに他なりません。
メリットを一つずつみていくと、まず防犯の面で不審者に侵入されにくいということがあります。フェンスのように網目に足をかけてよじ登ることができないので、心理的な面でも入りにくい構造になります。また、プライバシーの面でもしっかりとガードすることができるので、お隣さんに見られているかもしれないという不安や不満を拭い去ることができます。

そして細かなメンテナンスが不要なのも嬉しいポイントです。30年以上は問題なく使えるといわれており、丈夫で長持ちします。台風などが多い地域でフェンスでは不安という場合にもブロック塀は重宝します。ただ、地震などの災害でヒビが入ったりすると倒壊の恐れがあり、メンテナンスが必要な場合もあります。安全面を確保するためにブロック塀の解体や補修が必要になった場合は自治体からの補助金を頂けることもあります。

自宅周りにブロック塀を設置するデメリットとは?

ブロック塀はメリットがいくつもありますが、実はデメリットも数多くあります。一つに危険というものです。
地震等でブロック塀は壊れてしまいます。残念ながらその下敷きになってしまい命を落としてしまった方もいます。また、基本的には丈夫ですが、やはり頑丈であるからこそ重量があるので、人に当たると怪我や致命傷になります。重いということは他のデメリットにもつながっています。たくさんのブロックを運ぶのは大変ですし、段ボールに入れて配達出来ないので、運ぶ際の手間がかかります。

さらにメリットでありデメリットでもある点としては、防風/風通しという問題があります。ブロック塀はしっかりと造られると風を防ぐ事ができますが、家の中への風通しも悪くなります。これは日差しについても同様で、設置した高さに比例して日当たりも悪くなります。プライバシーを守る点でも、ブロック塀は完全に目隠しになりますが、それを逆手にとって空き巣が一度入ると外部から何も見えない状況になってしまうというリスクもあります。

自宅周りの塀をルーバーにするメリットとは?

自宅周りの塀をルーバーにするメリットとは何でしょうか。ルーバーとは細長い板を複数枚、一定間隔の隙間を開けて並行に並べたもののことです。ルーバーを検索してみるとおしゃれな家に取り入れられていることが多いのがわかります。塀をルーバーにするメリットを、ブロック塀と比較しながら考えてみましょう。

家の周りをブロック塀ではなくルーバーにすることで、自然な風を家の中に取り入れることが可能となります。ルーバーを外掘に設置する大きなメリットとしてあげられるのが、目隠し効果です。特に商業施設や駅に近い便利な立地であれば、その反面人通りの多い道路に近接していることが多いのが現状です。

庭の周りにルーバーを上手く使えば通りからの視線は遮断しつつ、ブロック塀と違って光と風をうまく取り入れることができるようになります。これこそが、自宅周りの塀をルーバーにするメリットといえるでしょう。

比べてみよう!ブロック塀とルーバー、自宅周りに適している塀まとめ

家の周りの塀は、自宅の内側と外側を区別するために大切なものです。また同時に、家の外の道や近隣の住民からの視線を遮ったり、騒音や水害、火災、暴風などから自宅を守ったりするという役割もあります。さらに、泥棒が入りにくいようにするという防犯の役割もあります。

ブロック塀だと、泥棒がよじ登って侵入するのは難しいですし、風や人の視線を完全に防いでくれます。しかしながらブロック塀は同時に光や風も遮ってしまうので、庭や室内が暗くなったり風通しが悪くなったりします。

そこでおすすめしたいのが、ルーバーの塀です。ルーバーの外壁は、おしゃれでありながら目隠し効果はあり、風や光は程よく通してくれます。ぜひ検討してみてください。

WOODSPEC®フェザールーバーは、軽量で施工性も良好な人工再生木ルーバーです。
45度の傾斜を付けられるフェザールーバーなら、西日の日差しを遮りながら風を通せる納まりが可能です。
フェザールーバーはささくれや腐る心配もなく、安全に日差しを遮りながら、天然木さながらの柔らかさで建物を彩ることができます。
WOODSPEC®フェザールーバー

お問い合わせ

資料サンプル・
お問い合わせ

無料サンプルで品質をお確かめいただけます!