みなさんはパッシブハウスという住宅をご存知でしょうか?パッシブハウスとは、ドイツで開発された省エネ住宅のことです。ここではパッシブハウスの特徴、メリットやデメリット、及びパッシブハウスにルーバーがおすすめの理由などを考えてみましょう。
パッシブハウスってなに?
パッシブハウスとは、ドイツパッシブハウス研究所が規定する性能認定基準を満たした省エネルギー住宅のことです。
木造に限らず、鉄筋コンクリート製のパッシブハウスもあり、一般住宅だけでなく共同住宅にも取り入れられています。
ただ、一定の基準をクリアした住宅でなければパッシブハウスとは呼べません。パッシブハウス基準に従うと、断熱に優れた壁や、窓ガラスを三重に重ねたトリプルガラスを使用することにより、室内温度のムラを無くすことができます。
パッシブハウスの特徴とは?
パッシブハウスは地球にも身体にも優しい造りの省エネ性能が高い住宅で、どのような季節も快適に過ごせるという特徴があります。省エネ、断熱性、気密性では世界トップレベルの住宅です。
パッシブハウスは住宅性能基準が重要で、材質や工法などの規定はありません。基準さえ満たせば間取りも自由に設計できるという特徴もあります。
パッシブハウスにするメリットとは?
夏と冬の大きな寒暖差や湿気の問題がある日本では、基準を満たすことのハードルはかなり高くなりますが、パッシブハウスにするメリットは少なくありません。
「断熱」「蓄熱」「遮熱」の3つの「熱」をコントロールできるパッシブハウスは、「夏は涼しく、冬は暖かい」という、一年中快適に過ごせる住宅が実現できます。その結果、冷暖房効率が非常によく、光熱費が削減できます。また、結露を発生しにくく、カビの発生も抑制できます。
さらに、3つの「熱」をコントロールすることで、普通ならば住宅内にできてしまう温度ムラを抑えることができます。部屋から部屋へ移動したときに起こる温度差による身体への影響が少なく、健康面でもメリットがあると言えます。パッシブハウスは環境や身体、並びに家計にも優しい住宅なのです。
パッシブハウスにするデメリットとは?
古くからの日本の住宅は、中の温度調整や窓のあり方について、原材料やそのつくりを最大限活用できるノウハウがありませんでした。
それをパッシブハウスにすることで、これまで述べてきたように、さまざまなメリットが生まれます。ただ、パッシブハウスにはデメリットもあります。最も障害になるのが費用面です。日射の影響や風通しも含め、素材にこだわりぬく必要があり費用を安く抑えにくいのです。
また、設計に関しても、日本ではパッシブハウスを作るにあたって、必要な経験、知識を有する業者も限られるという問題もあります。
さらに、住宅を建てる環境においても、自然エネルギーを活用するために日射が遮られにくい立地を選ぶ必要があります。もともとの環境が悪い立地では、設計難易度が格段に上がってしまうこともデメリットの一つです。
自然と共存するパッシブハウスにルーバーがおすすめの理由とは?
パッシブハウスは、厳しい基準を満たした省エネ住宅です。熱を上手にコントロールし、住む人や環境に優しい住宅です。
さて、パッシブハウスはルーバーを上手に使うと熱のコントロールが楽になります。南側の窓などは、夏は日差しが強すぎる傾向があるため、室内の温度が上がりすぎ、冷房を利かさなければ長時間居られません。
それを改善するには、日差しをきちんと遮ることが求められます。このようなケースでは、ルーバーを設置すれば、冷房に頼らず強い日差しをセーブできます。
ただし、冬は夏に比べて日の差し込む角度が異なります。冬の日差しを最大に取り込めるように、ルーバーの長さや大きさなどを最適なものにする必要があります。もちろん羽板の角度が調整できる可動式のルーバーにすれば、調整することは可能です。
2階などに全面ルーバーを付けると夏は閉めて日差しを遮断し、冬は開けて光を取り込むことができるので効果は大です。
自然と共存するパッシブハウスにルーバーがおすすめの理由
パッシブハウスとは、ドイツパッシブハウス研究所が定めた基準を満たした省エネルギー住宅のことです。環境にも身体にも優しい省エネ性能が高い住宅で、どの季節でも快適に過ごせます。省エネ、断熱性、気密性は世界トップレベルの住宅です。
そのメリットは、夏は涼しく、冬は暖かいという快適さで、冷暖房効率が非常によく光熱費が削減できるという点です。ただ費用を抑えにくいこと、経験を有する業者が少ないことなどがデメリットになります。
日本では夏と冬とでは日差しが変わります。理想は、夏は日差しを遮り、冬は日差しを取り入れるということになります。それを実現するにはルーバーが最適です。
パッシブハウスではない住宅でも、ルーバーを設置することで、パッシブハウスに一歩近づくことができるでしょう。
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