ウッドデッキは屋外にあるため、天候や気温などの環境変化にさらされています。それによりさまざまなダメージを受けるため、どうしてもメンテナンスが必要になります。話題の人工再生木も含め、ウッドデッキのメンテナンスについて考えてみましょう。
ウッドデッキに苔が生えた時の除去方法とは?
ウッドデッキは屋外にあるため苔が生えることもあります。特に自然が豊かな地域で、日当たりが悪く湿気がある場所に苔はよく生えます。ウッドデッキの裏面は地面との距離も近く、湿気も多いので特に苔が生えやすい所です。
苔を除去するには市販の洗濯用漂白剤やカビ取り洗剤を使うと簡単にできます。まずホースでウッドデッキ全体に水をかけ、表面の泥やゴミを取り除きます。
バケツに水を入れ、洗剤を薄めておきます。ブラシにその液体を付け、擦っていくと苔は取れます。この時、あまり強い力で擦ると素材自体に傷が付くので注意して下さい。またブラシは柔らかくて、柄が伸びるタイプがおすすめです。
面積が広い場合などは高圧洗浄機を使うという方法もあります。素材自体が傷むこともあるので、水圧は強すぎないように調整して下さい。またホースは10m以上あると広範囲がカバーでき、より楽に作業ができます。
ウッドデッキのひび割れの予防する方法と修復方法とは?
ウッドデッキがひび割れする主な原因は、木材の腐食と板を打ち付けているネジにあります。
木材の腐食を防ぐには、カビを放置せずにこまめに掃除をすることや、水はけをよくすることがあります。
板を打ち付けるネジに対する対応としては、下穴無しでネジを打ち込まないことが有効な対策となります。ウッドデッキによく使われている檜や杉等の軽い木材は、下穴無しでは力が強く加わり過ぎてひび割れの原因になるからです。
もしひび割れをしてしまった場合は、傷んでしまった素材を剥がしたうえで、ウッドデッキに使用しているものと同じ木材で修復をするのがおすすめです。
修復後は電動仕上げサンダーを用いて下地を整えておきましょう。手間はかかりますが、こうして磨きをしっかりとやっておくことで、大きな凸凹や、表面のペンキカス等を取り除くことができます。そしてペンキの乗りが格段によくなることも期待できます。
ウッドデッキの塗り替え頻度とその方法とは?
ウッドデッキの塗り替えは一般的に3~5年と言われていますが、きれいな状態で維持するのであれば、1年~1年半で塗り替えをするのがおすすめです。
ウッドデッキの塗り替えをするには、ウッドデッキ用ブラシ、サンドペーパー、ウッドデッキ用塗料、ハケ、ゴム手袋、ほうき、雑巾を用意します。
手順としては、まずブラシでウッドデッキをこすり劣化した部分を落とします。サウンドペーパーで、ブラシをした後のウッドデッキ部分を擦ります。発生した黒いカスをほうきで掃きます。
次にゴム手袋をしてお好みの塗料を塗っていきます。狭い範囲から塗っていき、その上を雑巾で拭いてテカリをなくします。これらの工程を繰り返します。
20℃以上の気温の場合は塗り終えてから4~5時間経った後、冬なら1日置いてから二度塗りしていきます。これでウッドデッキの塗り替えは完成です。
人工再生木のウッドデッキはメンテナンスフリーって本当?
人工再生木は腐ることも虫が付くことも余りありません。塗装なしでも素材の色を維持することができます。そう考えるとメンテナンスフリーだと言えます。
しかし、付着した汚れからもらいカビが発生することもあります。人工再生木でも、いろいろな理由で生じる傷を防ぐことはできません。
それらを考えると、人工再生木でも日頃の手入れは必要です。ただ手入れも人工再生木なら簡単です。汚れは水で洗い流すことができます。人工再生木は水にも強いので、濡れても心配ありません。
人工再生木のウッドデッキのメリットとデメリットとは?
人工再生木は天然木と比べると、経年劣化の進行が遅く、腐食やシロアリの被害も受けにくくなっています。また、天然木では、定期的な防腐・防虫処理のメンテナンスが必須ですが、人工再生木は掃除する程度で済みます。
安定的に供給できデザインも豊富です。また天然木では出せない色にすることも可能です。
一方で温もりや風合い、質感が天然木にやや劣ります。また、樹脂を材料としているため熱がこもりやすい性質があります。
ウッドデッキのメンテナンス方法について
ウッドデッキの裏面などは湿気が多く苔が生えます。苔は洗濯用漂白剤やカビ取り洗剤を使って擦れば取れます。面積が広い場合は高圧洗浄機の使用もおすすめです。
ひび割れは腐食やネジが原因となることが多いです。ひび割れは腐食やネジが原因であると言われています。同じ木材で修理し、電動仕上げサンダーで表面を整えておきましょう。
ウッドデッキの塗替え頻度は一般的には3~5年と言われています。劣化部分を落としブラシで擦り、塗料を塗っていきます。
人工再生木はメンテナンスフリーだと言われますが、劣化を防ぐには掃除などの最低限のメンテナンスは必要です。天然木はさまざまなトラブルでメンテナンスの手間はかかります。人工再生木でも完全にメンテナンスフリーとは言えません。日頃からよく劣化を観察し、手遅れにならないタイミングでメンテナンスして下さい。
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